ニチガス(日本瓦斯)に関する略歴・評価のまとめ

ニチガスは関東圏を中心に、LPガス・都市ガスの供給やガス機器や住宅機器の販売、住宅のリフォーム、エアゾール製品などの製造販売を行っています。
メインはガスの供給で、合計100万戸のを超える方々にサービスを提供しています。お客から信頼されている会社です。

信頼されている理由は様々あります。エネルギーを届ける際は、「安全に、安定的に、安価に」届けることにこだわり続けて来ました。特に「安全に」「安定的に」はエネルギー会社として当然の取り組みと考えており、様々なサービスを行っています。

bil0037-00924時間365日の安全・保安サービスや、事故を未然に防ぐ安全設備の導入などを地道に進めています。さらに設備投資にも力を注いでおり、更なる信頼性の向上に努めています。

さらにニチガスでは必要なエネルギーを出来るだけ安価に届ける為に、物流や業務の徹底した効率化を図っています。そのため、販売価格は平均を下回っているのです。

お客から信頼されている理由のもう一つは、大きな地元があるからです。

ニチガスでは関東圏一円にグループ企業の各都市ガス会社に加えて、5支店60を超える営業拠点を設けており、お客の要望に応える体制を作っています。

特長としては杓子定規ではなく、その拠点それぞれが地域に根ざした活動を通して綿密なサービスを提供しており、少しでも地域に住むお客の生活に、身近に溶け込んだ会社に慣れるように努力を続けているのです。

充実し柔軟なサービスがあるからこそ、ニチガスはお客から信頼されている会社なのです。

■海外展開をするニチガス

LPガスや都市ガスの供給をはじめ、グループ会社と共にガスにまつわる事業を行っているのがニチガスです。ガスの供給からガス機器や住宅機器、エアゾール製品の販売、そして、リフォームまで行っています。
エリアとしては関東一円に強いニチガスですが、近年では海外への進出も行っています。海外へ進出した理由はどんなことがあるのでしょうか。

<現在のニチガスの状況>

%e7%94%bb%e5%83%8f1日本では電力は2016年から自由化し、2017年にはガスも自由化がされます。電力やガスの小売自由化は、エネルギー会社のあり方を大きく変えると考えられています。

そのためニチガスは、「エネルギー会社はライバルではなくパートナーとなるべき」と考え、これまでも数多くのエネルギー会社と手を結んできました。

現在では東京電力エナジーパートナー株式会社と手を結んでいます。

エネルギーが自由化され競争が激しくなる中、全ての企業がライバルとしてしのぎを削るのではなく、手を結び共同体として業界全体のより良い成績を求めていくものだと考えています。

また、国内だけでなく、海外の会社とも手を結び、現地に溶け込みながら、様々なノウハウを蓄積しています。海外展開をすることで海外のエネルギー事業を助けながら、エネルギービジネスの進化にニチガスは一役買っています。

 

<ニチガスが海外展開する理由>

%e7%94%bb%e5%83%8f2ニチガスが海外に進出しているのは、現地のエネルギー事業を助けながら日本でのエネルギー自由化に向けて対応するためです。

アメリカやオーストラリアでは既にエネルギーの自由化が実現しています。そのためアメリカやオーストラリアに積極的に進出して事業を推進することでノウハウを蓄積します。

日本がエネルギーの自由化を迎えた時に、よりよい形でニチガスは日本のお客にエネルギーを提供するために海外への展開を行っています。

国内のみで自由化に対応しようとしても難しいものです。既にエネルギーの自由化が行われている国に展開し、事業を行いながら現地で様々なノウハウを蓄積するということは理に適っているといえます。

日本での自由化が始まってから試行錯誤しても遅く、その場合は自由化の流れに飲み込まれてしまいます。その点、思い切って海外展開をするニチガスは目の付け所が違い、大胆でアクティブな企業といえます。

 

<ニチガスにおける米国テキサス州への展開>

%e7%94%bb%e5%83%8f3ニチガスはエネルギー小売事業展開で蓄積したノウハウや実績を基に、2011年から米国テキサス州でEntrust Energy,Inc.(EE社)を設立。

米国テキサス州で小売事業をゼロからスタートし、2015年12月末時点でお客の戸数は約12.5万戸までになりました。エネルギー自由化が進むテキサス州で、ドアノックやテレマーケティング、インターネットなど様々な販売チャンネル戦略を展開しています。

様々な販売戦略や蓄積したノウハウを活かすことで、テキサス州では8位になりました。米国の各州の中でも自由化が最も進んでいたテキサス州においては、快挙ともいえます。テキサス州のエネルギーをニチガスは支え続けているのです。

 

<ニチガスの米国北部への展開>

%e7%94%bb%e5%83%8f4アメリカへのニチガスの展開は、テキサス州だけでは留まりません。EE社に引き続き、2012年にアメリカ北東部7州(ペンシルベニア、ニューヨーク、イリノイ、オハイオ、ニュージャージー、コネチカット、メリーランド)で電力・ガス小売事業を行うNorth Eastern States,Inc.(NES社)を設立。そして2013年8月より営業を本格的に開始しました。

このNES社はEE社と同じように、ゼロからのスタートでした。ですが現在では約5万戸(2015年12月末時点)にまで増加していきました。

エネルギー自由化が急速に進むアメリカ北東部において、ニチガスは消費者のニーズに合ったより高品質で競争力のあるプロダクトやサービスを提供しています。
NES社の提供するサービスはアメリカ北東部7州で受け入れられ、現地の多くの方の生活を支えています。

 

<ニチガスのオーストラリアへの展開>

%e7%94%bb%e5%83%8f5ニチガスは、アメリカだけでなくオーストラリアへも進出しており、2013年8月には、オーストラリアで電力エネルギー・マネジメント・サービスを提供するCOzero Holding Limited(CO zero社)へ、資本・経営参加をしました。

CO zero社はスマートメーターの進化系であるEnergyLinkを活用した商品・産業向けの省エネ・電力小売事業を展開しています。

この会社にニチガスは取締役を派遣。投資価値の向上に努めつつ、自由化後の国内エネルギー市場で重要な事業領域となる、小売分野でクラウドによる省エネに関する事業ノウハウを蓄積しました。

CO zero社は電力消費の効率化を可能とする節電技術を持っています。技術開発を後押しすることで、日本でのエネルギー自由化後の事業展開に役立たせています。

 

<ニチガスが買収ではなく事業を拡大したわけ>

%e7%94%bb%e5%83%8f6ニチガスが海外へ進出したのは、次の50年を考えるとガスから電力、国内から海外へと外に出るほかなく、国内だけでやっていくことは、自ずと限界が見えると思い至ったからです。

海外へ進出した際は、既にある会社を買収するという手もありましたが、自由化が進んでいる分、顧客にメリットをしっかり提供すれば勝てると考えたのです。

海外の展開をして利益を上げるということもありましたが、一番は自由化が何をもたらし、どうすれば顧客を獲得できるかをニチガスは考えていました。そのため買収という形をとらず、事業を拡大という形で海外に進出しました。

苦労はあったものの、アメリカやオーストラリアの方にメリットのあるサービスを提供し、次第に選ばれていったのです。

 

<ニチガスの海外展開の結果>

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海外展開をし、アメリカやオーストラリアで順調にお客の数を増やしていったニチガスですが、現地で展開することで様々なノウハウを得ました。

例えば海外では2年間固定料金など日本にはないメニューも提供していました。それをニチガスでは国内の事業にも取り入れて、「2年間固定単価プラン」として現在提供しています。2年間割安な単価でガスが利用できると評判になっています。

海外での事業展開をすることで、何が喜んでもらえるのか・どんなサービスが可能なのかを学び、そして今では日本のお客に、学んだことを活かしてサービスを提供しています。
現在提供しているサービスは、海外での事業展開の経験がしっかりと活きています。

 

<ニチガスのまとめ>

%e7%94%bb%e5%83%8f8エネルギー業界は自由化により様々な企業が新規参入し、競争の激化が考えられます。その競争の中でいかにお客に対してよいサービスが提供できるのか。それを考えているのがニチガスです。

自由化をした際に早い段階で優れたプランやサービスを提供するために、既に自由化が行われているアメリカやオーストラリアに進出しました。買収という形ではなく事業拡大として進出し、きめ細やかなサービスや業務の効率化などのメリットを提供することで、アメリカやオーストラリアの人々も利用したのです。

そうして手に入れたノウハウや経験を活かし、ニチガスは日本で新たなサービスを提供しています。アメリカやオーストラリアへ進出した経験やノウハウを日本国内に還元しているのです。そうしてエネルギー自由化の時代に合わせ、時代の流れにあったサービスを届けています。
海外の進出で得たものにより、エネルギー自由化競争を生き残るのがニチガスという企業です。